スーパーホワイトの恐怖。20代でクレジットカードを1枚は発行しないと、様々な審査に通らないという問題が。

現金主義者と聞くとかっこいいイメージを持つ方も居ると思います。

しかし、クレジットカードやローンを組む時に”現金主義”というのは意外と障壁になってしまうことも事実。

「借金を作っていないから優良顧客じゃないの?」と思う方も多いかもしれません。

しかし、実はカード会社が”現金主義者”を嫌う傾向にあるのをご存知でしょうか?

今回はそんなカードを使ったことのない、いわゆる「スーパーホワイト」の人について解説していきます。

目次

スーパーホワイトだとクレジットカードが作れない!?

スーパーホワイトとは、過去にクレジットカードやローンを使ったことがなく、個人信用情報機関に信用取引履歴が載っていない状態のことを指します。

クレジットカードやローンの審査では、この個人信用情報機関に登録してある信用情報を参考に審査を行うのです。

個人信用情報機関には、過去5年間「どこの会社からお金を借りて返済状況はどうなっているのか」ということが記載されています。

今までにクレジットカードなどの信用取引を使ったことがない場合、記録が残っていない真っ白な状態(=スーパーホワイト)ということになってしまうのです。

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スーパーホワイトの何がいけないの?

「スーパーホワイトには問題があるため審査に通らない」と断言できるわけではありません。

しかし、クレジットカードの新規発行や各種ローンの契約審査に通りづらかったり、保証会社からの保証が受けられなかったりする可能性があるのも事実です。

なぜこのような事態になってしまうのかというと、「各種審査の自動化」に答えがあります。

クレジットカードなどの場合、審査を自動で行った後に人の目でチェックする仕組みが整えられているのです。

たとえば、基本的なスコアリング審査では申請された属性をもとに点数付けを行っていき、次の審査に移れるかを判断しています。

この時、信用情報機関にデータがない場合はスコアリング点数の参考にできないため、基準点に満たず自動的に審査を弾かれてしまう恐れも…。

スコアリング審査の時点で不合格となってしまい、カードの発行を受けつけてもらえないというケースもあるようです。

実際の審査基準は非公開なため断言はできませんが、信用情報のスコアリング点数が大部分を占めているともいわれています。

スーパーホワイトの場合はスコアリング点数を稼げない、というだけでも審査に不利だということがわかりますね。

30代でスーパーホワイトは不利に働くこともある

実は30代でスーパーホワイトだった場合、更に審査へ悪影響を及ぼす可能性もあるようです。

10代や20代の方であれば、個人信用情報機関に履歴のないスーパーホワイトでも事情を察することが出来ます。

しかし、30代、40代と歳を重ねていくと次第に……

「以前、金融事故を起こしてブラックになり、履歴がスーパーホワイトなのではないか」

「どこからも借入ができないほどお金に困っているのではないか」

と、更に審査に通りづらくなってしまうのです。

信用取引では、貸したお金が返ってこなければ会社側の損失に繋がります。

貸し倒れリスクを回避するための行動ですので、スーパーホワイトが相手では判断基準が曖昧になってしまうのは仕方ないと言わざるを得ません。

スーパーホワイトから脱却するには!

疑問

1,分割で実績作りをしよう

スーパーホワイトの状態を脱する一番の近道は実績(クレジットヒストリー)を作ることです。

中でもお手軽な方法は「携帯電話本体の分割払い購入」でしょう。

スマートフォンなどを購入する際は機種代金を一括で支払うのではなく、24回もしくは36回の分割払いにするのがポイントです。

その際にも審査が行われますが、スーパーホワイトの問題はとくに影響なく、比較的審査に通りやすいといわれています。

1度分割払いにより支払いをするだけでも実績につながるため、スーパーホワイトの状態を脱することができます。

2,審査基準が異なるクレジットカードへ申し込んでみる

消費者金融のアコムではクレジットカード「ACマスターカード」を発行しています。

アコムはクレジットカード会社ではなく、消費者金融発行のカードなので一般的なクレジットカードとは審査基準が異なると言われています。

ブランドはMasterCardのみとなっているものの、MasterCardの加盟店は多いためとくに問題なく利用することが出来るでしょう。

ACマスターカードできちんと支払いをしていれば実績につながるため、月々の返済遅れがないように気をつけることでスーパーホワイトの問題を解決することが出来ます。

ただし、金利手数料にご用心…

ACマスターカードは定率リボルビング方式を採用しています。

リボ払いとは月々の返済額を一定にすることで負担を抑える支払い方法です。

しかし、「月々の返済額が少額だったけど気付いたら利用残高が100万円になっていた…!」ということも。

実際の計算例を見ていきましょう。

実質年率14.6%、リボルビング残高10万円、利用日数30日、支払金額3千円の場合 手数料充当額 

10万円×0.146÷365日×30日=1,200円 リボルビング残高充当額 3,000円-1,200円=1,800円

引用:ACマスターカード

つまり、月々の支払いは3,000円支払っているのにも関わらず、実際に返済額へ充てられているのは月々1,800円となります。

クレジットカードを申し込む際の注意点

1,キャッシング枠は0円に!

クレジットカードを申し込む場合、キャッシング枠を設けずに0円にすると審査に通りやすくなるといわれています。

実はカードの発行審査の際、ショッピング枠とキャッシング枠は別々に審査が行われているのをご存知ですか?

ショッピング枠で問題がなかったとしてもキャッシング枠の審査が不合格だった場合、カードの発行が見送られるケースもあるようです。

とくにスーパーホワイトの方は実績が無いため、なおさら審査に通りづらいもいわれています。

「自分はスーパーホワイトだ…」と感じている場合は、キャッシング枠を0円にするのも視野に入れてみてはいかがでしょうか?

2,多重申し込みはNG!

「スーパーホワイトだから」と短期間で複数の会社へ審査請求をする行為はNGです。

これを「多重申し込み」「申込ブラック」といいます。

個人信用情報には申し込み履歴という項目があり、その欄をチェックすれば「いつ・どこの会社がこの情報を見たか」ということが記録されています。

クレジットカード会社への申し込みを同時期に複数社へ行うと、「お金に困っているのでは?」という印象を与えてしまい、カード発行の見送りに繋がってしまう恐れも。

この項目は6カ月ほどで消えますので、1回あたり2~3社程度に留めておき、次は数ヶ月経過してから次のカード会社へ申し込みをするようにしましょう。

まとめ

現金主義者の方がいきなりクレジットカードやローンを組もうとしても、中々審査に通らないというケースがあるのも事実です。

借金を作らないという面ではメリットがあるものの、意外な場面で困ってしまうこともあるかもしれません。

「スーパーホワイトの問題を解決したいな…」とお考えの場合は、携帯電話の分割払いなどで実績を作るのもオススメです。

今後キャッシュレス化はどんどん進むとされています。そのため、カードを作っておくことで時代の流れに乗ることが出来るといえるでしょう。

個人信用情報機関への情報請求は個人でも出来るため、自分がスーパーホワイトかどうか確認することも可能です。

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