クレジットカードのスキミング・フィッシング・不正利用に要注意!実際のトラブル事例からその手口・悪用されない方法を解説します!

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クレジットカードを所有したらカード犯罪と使い過ぎに気を付けよう

クレジットカードは多額の現金を持ち歩かなくても買い物ができる便利なアイテムです。

しかし、カード犯罪や使い過ぎに気を付けないと、思わぬトラブルに巻き込まれてしまう可能性があります。

今回はフィッシング・スキミング・不正利用など、カード犯罪の上位にランキングされる犯罪手口について、犯罪事例を挙げながら詳しく解説します。

この記事を読むことで、カード犯罪を予防する方法や万が一犯罪に遭ったときの対処法がわかるようになるはずです。

加えて、使いすぎると借金地獄に落ちる「リボ払い」について説明します。

クレジットカード不正使用被害額が過去5年間で3.5倍に急増

過去5年間のクレジットカード不正使用被害額は、平成24年68.1億円に対して、平成29年176.7億円と約2.5倍に急増しています。

また、平成30年(1月~3月)のクレジットカード不正利用被害の内訳は、偽造カード被害額5.6%、番号盗用被害額80.9%、その他不正利用被害額13.5%でした。

引用:「日本クレジット協会」

偽造カードのように大掛かりなカード犯罪よりも、カード番号を盗用するシンプルな犯罪の方が、比較にならないほど多発していことがわかります。

クレジットカード犯罪3種類と対処法

ここではクレジットカード犯罪で代表的な番号盗用被害のうち、以下の3つについて詳しく解説していきます。

1,クレジットカード不正利用で身に覚えのない請求に困惑

クレジットカード犯罪で意外と多いのが「家族・知り合いによる不正使用」です。

財布に入れておいたクレジットカードの番号を控えられて、ネットショッピングで悪用された後、しばらく時間が経過してから身に覚えのない請求に困惑するケースがほとんどです。

厄介なのは親兄弟や配偶者など身内にクレジットカードを不正使用されるケース。

クレジットカードの入った財布を部屋に置きっぱなしにしていた等々、カード保有者の過失が見つかると、盗難保険の適用外にされてしまいます。

カード盗難と知り合いの不正使用に注意

質問者-婚活アプリで知り合った男性に、クレジットカード番号を盗み見され、ネットショッピングに不正利用されてしまいました。

金額は50万程度です。(限度額がそこまでのカードでした) 弁護士-不正使用料金の請求も,あなたではなくカード会社が相手方男性に対して行うことになるでしょう。

引用:「弁護士ドットコム」

このように物理的に盗難されなくても番号を盗み見られる可能性もあります。

レジ前などで知り合いにクレジットカード番号を見られないように気を付けてください。

2,クレジットカードのフィッシング詐欺は個人情報を詐取する犯罪

フィッシング詐欺は銀行やクレジットカード会社を装い、電子メールを送信して偽サイトにジャンプさせた後、暗証番号を入力させる悪質な犯罪です。

フィッシング対策協議会は公式サイトで、米国ではフィッシング詐欺の被害が急増しており、2003年の被害額が1,400億円にのぼっていると報告しています。

日本国内におけるフィッシングメールの被害件数は、2009年の111件に対して、2016年には10,044件まで増加しています。

引用:「フィッシング対策協議会」

よく目を凝らさなければ本物のサイトとの違いを見つけること困難です。

このように、フィッシング詐欺は誰もが引っ掛かりやすい詐欺の作りになっています。

フィッシング詐欺を見破るには?

フィッシング詐欺を見破る・防ぐにはいくつかの方法があります。

①怪しいと思ったらすぐ確認

確認方法はカード会社へ実際に電話をするのが1番ですが、なかなか面倒ですよね。

そんな時は、メールの件名や本文の一部を検索してみるだけでもOKです。

似たようなメールが来た人の情報を得ることができます。

②SSLがあるかを確認

正しいサイトならURLの横にSSL証明書を示す「鍵マーク」がついているはずです。
※WEBサイトが実在する組織によって運営されていることを示すもの

鍵マークの有無を確認しましょう。

③大事なサイトは「お気に入り」に登録しておく

どれだけ注意してもうっかりしていると騙されてしまうのがフィッシング詐欺です。

予めクレジットカードのログインページなどはお気に入に入れましょう。

普段から防犯対策として、ログインはお気に入りに登録したサイトからするようにすれば安心です。

いろいろなフィッシング詐欺

https://twitter.com/coma26/status/1019565674207690757

このようにフィッシング詐欺は多様な種類があります。

twitterには生の声がたくさんあるので、心配な時はtwitterで確認するのも1つの手段です。

3,クレジットカードのスキミングは機械で情報を読み取る犯罪

スキミングは「スキマー」と呼ばれる機械で、磁気ストライプからクレジットカード情報を盗み取る犯罪です。

同時に4ケタの暗証番号を入力する手元の動きを録画して、クローンカードを作成後、不正使用します。

スキミングにかかる時間はわずか0.5秒と言われています。

よって、すぐにカード情報を読み取られたことに気付くことが難しいです。

日本国内でもクレジットカードのスキミングが多発

日本国内でも実際にATMにスキマーが設置された事例があります。

セブン銀行では2013年にスキミング被害を発表しています。

セブン-イレブン内の防犯カメラ等を確認するとスキミング機が不正に設置されていたとのことです。

セブン銀行はスキミング器具が取り付けられたATMカード挿入口の画像を公開しています。

正常な形状のカード挿入口に比べて、狭くなっているのが特徴です。

まとめ

クレジットカードを持ったら気を付けたいことの解説はいかがでしたか。

不正使用・フィッシング詐欺・スキミングなどニュースで話題になっているカード犯罪、実際にあった事件、対処法をご理解いただけたのではないでしょうか。

犯罪を予防するために、クレジットカードを厳重に保管して、ネット決済をする際にはセキュリティ対策万全のパソコンやスマホを使ってください。

カード犯罪に備えて、利用明細書をこまめにチェックしましょう。

もし悪用されたら盗難保険の補償期間内に届け出ることが大切です。

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